コンドームを使っても100人中15人は妊娠してしまう!?知識を身につけてより確率の高い避妊対策。

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避妊の基礎知識

コンドーム 日本では「避妊方法」というと真っ先に思い浮かべるのがコンドームです。しかし、その避妊率は100%ではないことをご存知でしょうか。一般的な使い方をした場合の避妊率は85%で、避妊法としてはとても不安が残る確率です。普段から使用している方、またはこれから使用するという方は、コンドームの一般的な使い方と理想的な使い方での避妊率の違いと、その他の避妊法や避妊薬についてしっかりと把握した上で最適な対策を取りましょう。

一般的な使い方

・毎回ちゃんと使っているわけではない
・膣への挿入前に着ける
・射精前に一旦抜いてから着けている
・根元まで被せていない
・最適なサイズか確認していない
・途中で外れる、付け直す

特に多く見られるのが終了後、挿入した状態でしばらく過ごすことです。寄り添っていたいという気持ちもありますが、ペニスが縮むとゴムが緩くなり精子が漏れやすくなります。

理想的な使い方

・傷がつかないように丁寧にパッケージから取り出している
・十分にペニスが勃起した状態で、先端の空気を抜いてから根元まで被せている
・射精後は、精液が漏れないように根元をしっかりと固定しながら速やかに抜いている
・使用後は、破損していないか確認している
・毎回、性行為の最初から最後までちゃんと着けている

医療機関で推奨されている使い方で、避妊率は98%となります。100%になり切らない理由は、「工業製品としての限界」が理由に挙げられます。ここまできっちりとしていても不良品がある可能性は拭えません。日本製のものは品質が高いことで海外でも有名ですが、ラブホテルなどに常備されているものの場合、国外製の可能性もあり質の良し悪しもわかりません。どれだけ意識して気を付けていても、自分の意思ではどうにもならない場合もあるということです。

コンドーム以外の避妊方法

足 実は日本以外の国では他の避妊方法が主流です。アメリカやヨーロッパ諸国ではピルでの避妊が一般的で、中でもフランスではコンドームの使用率が4.7%に対してピルの使用率は43.8%にもなり、多くの女性から圧倒的な支持を集めています。

OC(低用量避妊薬)

卵胞ホルモン、黄体ホルモンの2つの成分が配合された錠剤を服用し排卵を抑えます。一般的に低用量ピルと呼ばれています。
理想的な使用:99.7%
一般的な使用:92%

コンドーム

ペニスに薄いゴムを被せて精液が膣に入らないようにします。
理想的な使用:98%
一般的な使用:85%

IUS(子宮内避妊システム)

持続的に黄体ホルモンを出す小さい器具(プラスチック)を子宮に入れることで、子宮内膜の増殖を防ぎ受精卵が着床しづらくさせます。
OC(低用量避妊薬)とIUD(子宮内避妊用具)の2つの効果を併せ持っているのが特徴で、およそ5年間効果が継続します。
理想的な使用:99.8%
一般的な使用:99.8%

銅付加IUD(子宮内避妊用具)

銅イオンを出す小さい器具(プラスチック)を子宮に入れることで、受精と受精卵の着床を妨げます。
理想的な使用:99.4%
一般的な使用:99.2%

リズム法

基礎体温や生理の周期の変化をもとにして、妊娠しやすい日と妊娠しづらい日を予測します。
理想的な使用:95~97%
一般的な使用:75%

避妊手術(女性)

手術(卵管結紮術)で卵子が卵巣から子宮へ行くための通り道である「卵管」を切断します。
理想的な使用:99.5%
一般的な使用:99.5%

避妊手術(男性)

手術(精管結紮術)で精子が精液に混じるための通り道である「精管」を切断します。一般的に「パイプカット」と呼ばれています。
理想的な使用:99.9%
一般的な使用:99.85%

安心出来る避妊法とは

男女 避妊法は複数ありますが、残念なことに100%防げる方法は現在のところありません。ですが、どの方法の場合も理想的な使い方を守ることで避妊率は大幅に変化します。自分に合ったスタイルで無理なく避妊出来る方法を見つけることが大切です。

失敗する可能性の低い避妊法

利便性が高く、世界的にも親しまれている避妊法は3つあります。それぞれの特徴や価格をチェックしてみましょう。

OC(低用量避妊薬)

マーベロン ■メリット
・1日1錠服用するのみ。特に使用期間の制限は無い
・避妊以外にもプラスになる作用がある(婦人科系病の予防、生理痛を和らげるなど)
■デメリット
・飲み忘れると効果が減少する
■価格(1ヶ月分)
医療機関:2500円前後
通販:1500円前後

低用量ピルにはいくつかの種類がありますが、中でもマーベロンは副作用も少なく低価格として知られています。

IUS(子宮内避妊システム)

IUS ■メリット
・1回着けると数年の効果がある
・生理時の血量減少、生理痛を和らげる
・着けている間は避妊の心配は不要
■デメリット
・着け始めに生理以外の不正出血が続くことがある
・自身での着け外しは出来ない(医療機関のみ)
■価格
装着:約7万円前後
抜去:約1万円前後

銅付加IUD(子宮内避妊用具)

銅付加IUD ■メリット
・1回着けると数年の効果がある
・授乳中にも使える
・着けている間は避妊の心配は不要
■デメリット
・生理時の血量が多くなることがある
・自身での着け外しは出来ない(医療機関のみ)
■価格
装着:約7万円前後
抜去:約1万円前後

もしも避妊に失敗したら…

アイピル コンドームの着け忘れ・破れなど、妊娠の可能性がある場合には緊急避妊薬(アフターピル)が役立ってくれます。その名の通りトラブル後に用いられる避妊薬で、72時間以内に服用することによりほぼ確実に妊娠を防ぐことが出来ます。ですが、排卵日の前後であったり、服用して次の生理までの間に性行為を行うと、避妊に失敗することもあります。緊急時の避妊薬のため日常的に多用することは出来ませんが、使用方法やアフターピルの種類・特徴をきちんと把握することで失敗は回避出来ます。主な種類はアイピルノルレボプラノバールが挙げられます。

女性主導の避妊対策

男女 性行為は男女のコミュニケーションとしてとても大切なものです。しかし、望まない妊娠による中絶は体や心を深く傷つけるだけではなく、将来子供が産めなくなるという大きなリスクも伴います。

コンドームによる避妊でも理想的な使い方を守ることで98%の確率で妊娠を防ぐことは出来ますが、男性主導の避妊は女性自身でのコントロールが出来ないため、意図しないトラブルに見舞われることは多々あります。

コンドームと避妊薬の大きな違いは、男性主導ではなく女性自らの意思で妊娠を防げることです。女性主導であれば妊娠の心配が無いかどうかを自分で判断出来るというのが大きな違いです。望まない妊娠を防いで産みたい時に産むために、一度避妊法を見直してみてはいかがでしょうか。