中絶による母体への影響や精神的ストレスは大きなものです。低用量ピルやアフターピルを利用することで望まぬ妊娠は防ぎましょう。

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中絶とは

中絶 中絶とは、望まない妊娠をしてしまった場合に人工的手段を用いて子供を強制的に堕ろすことです。
日本では母体保護法という法律により、妊娠21週6日まで人工中絶が認められてます。

手段としては薬による強制流産、または手術による堕胎があります。
薬での強制流産を行う場合、妊娠後49日以内ならミフェプリストンの服用、妊娠12週間目以降にはプレグラディンを服用します。
手術を行う場合は、妊娠周期によって内容が異なります。

中絶を行う人として体が弱くて出産に耐えられない女性や、経済的に出産後に子供を育てて行くことができない人が該当します。
または犯罪に巻き込まれて望まない妊娠をしてしまった場合など、女性の心身に悪い影響を及ぼすような場合に認められた女性の権利です。
ストレス どのような場合でも、手術を決断する女性は、思い悩み悲しい思いで決断して、手術台に上がります。なぜならばその方法しか、その時点では解決できる方法がないからです。
中絶手術は妊娠22週目までの方が受けられる手術です。
それ以降になると胎児はもう命を授かったものとして、手術をする事はできません。
手術は、子宮を器具で大きく広げ、そこにピンセット状の道具をいれて掻き出していきます。

ここまででお分かりかと思いますが、中絶には母体への大きな負担と、精神的ストレスが伴います
また、手術になると保険が適用されないので金銭面での負担ももちろんあります。
このような悲しい事実が起きないためにもきちんとした避妊をする必要性があるのです。

中絶の割合とピルの浸透

ピル 世界的な中絶件数を見ると年間で4500万件超となっており、日本においては年間で約29万件ほどです。
この計算でみると1日当たり800件も行われている計算になります。
これがいかに多い数字かはお分かりだ頂けると思います。
割合的には日本の件数は年々減少していますが、少子化という背景に目を向けると統計的には減少していても割合が減っているとは言えないのかもしれません。

アフターピルの存在を知らず、望んでいない妊娠をし、「中絶」を選択してしまう女性は悲しくも今現在多いと言われています。
イメージとして10代や20代が経済的な理由などによって行うことだと考える方もいます。
しかし、それは間違っていませんし、事実10代の65%が中絶の選択をしていることは事実です。

アイピル 30代や40代の女性でも中絶という選択をする人は多く、この問題は妊娠が出来る女性であれば誰にでも関係があることです。
国内での中絶の件数は年間で約29万件にものぼると言われ、年間の出生件数が110万件という数字に対し、この件数がいかに多いかが分かります。

ではどうして女性がこういった「体への負担の大きい治療を選択しなくてはならなかったのか?」について少し説明したいと思います。

その1つに「ピル」という言葉がが少しずつですが次第に浸透し、そのイメージは「毎日飲むもの」というものです。
しかし、それ以外にアフターピルと呼ばれる妊娠を回避できる最後の手段である緊急用避妊薬の存在を知っているのは国内女性の3人に1人とも言われています。
それが中絶を選択する理由の要因の一つとなっているのは言うまでもありません。

マーベロン 避妊措置に失敗したくない人は低用量ピルを服用することでほぼ確実に計画的に妊娠を回避できますが、正直な現実としてピルに対して良い印象を持っている人は少なく、「飲んだら太る」や「副作用が強すぎて嫌」「性に対してオープンと思われたくない」などとイメージ任せて服用を留まってしまい、男性に避妊を任せている場合が多いようです。
その為、日本は国際的にみてもピル後進国と言われており、アフターピルを知らない人多い上に、処方を希望しない女性が多いため、当然未だ日本では普及には至りません。
一昔前まではたしかに中用量や高用量ピルが主流となっていました。
ですので、体の小さな日本人女性には体重の増加や強い副作用に悩まされる事なども少なくありませんでした。
しかし、今では体に合わせた低用量のものが登場しているので、体重が増加するといった事や吐き気などは抑えることができ、更には肌荒れ改善や生理痛の軽減なども改善できるライフデザインドラッグとしても用いる事が出来ることもあり、服用する人も増えてきてはいます。
とはいえ、やはり最初に良くない印象が根付いているせいで、その普及率は高くないのが現実です。

女性自身が自らの意思で避妊することができる薬なだけに少しでもピルを使用して中絶件数が減少することが望まれます。

中絶による母体への影響と精神的ストレス

ストレス 中絶後は、精神的なストレスを抱える女性が半数にも上ると言われ、喪失感、罪悪感、またはパートナーに対して関係性にストレスを感じることもあります。
うち、20%の女性がPTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断されているとのことで、このことからPTSDの発症原因が中絶にあると、それを中絶後遺症候群(PAS)と呼ばれるようになりました。
また、もちろん問題は精神的なものだけに限りません。
懸念されるのは母体への健康被害です。
場合によっては不妊症になってしまうケースもあるので、将来を考えてできればしない方がいい手段です。
そこで重要になってくるのが避妊です。
妊娠を望まない性行為には避妊具の利用が勧められていますが、女性が主体となる避妊にピルの服用があります。
ピルとは排卵を止めることで妊娠を避けるものです。
その作用から中にはいいイメージを持っていない人もいますが、ピルは安全な薬ですので体に害を与えるようなものではありません。
むしろ、月経痛が緩和されたり、貧血が改善されたり、子宮に関する病気の予防にもなるものです。
そのため、避妊目的以外で服用している人も少なくありません。
現在では産婦人科に受診しなくても、通販で簡単にピルを購入することもできますので、医療機関に行くことに抵抗がある方は利用してみるとよいでしょう。

中絶手術の影響

ストレス 中絶手術は、普段体の外に露出していないデリケートな部分を掻き出すわけですから、幾ら上手な先生に手術をしていただいても、心にはダメージがあることは否めません。
人によっては何度も手術を繰り返されるかたもいますが、こうなると、幾ら上手な先生に手術をしていただいても、体にもダメージがあることは当然だとお分かりいただけるでしょう。
また、この手術には保険は適用されませんので、出費はかなりの額です。
初診料、手術代はもとより、万が一手術が大掛かりになってしまった場合には、かかった薬代や、事によっては入院費もろもろもかかってしまいますし、働いている方ならば、会社もお休みしなくてはならず、いろいろな面でマイナスとなります。
女性として、妊娠出産は本来ならば祝福されて行なうべきイベントですが、中絶の場合には幾らそれが自分にとってベストな決断だったとしても、暗く悲しい思い出になってしまいます。
また、場合によっては、ずっと後を引く辛い生活へとつながっていってしまう事もありうるのです。
そのような事を考えると、安易に中絶する事は体の中に宿った赤ちゃんだけでなく、ご自身の心身も傷つける結果になるわけですから、できる限り避けて通りたいですね。
人工中絶をしなくてもすむように、避妊薬を利用して妊娠をしないようにするという選択肢もあります。
できれば女性として、この「望まない妊娠はしない」という事を自ら率先して行なってください。
そうすることによって、悲しい思いをする人や痛い体験をしなくても済みます。

子供の命を粗末にしてしまうような不要な手術をしなくて済むよう、避妊をするなど賢い選択をするよう心掛けましょう。