マーベロンは副作用が軽く、血栓症のリスクも低いピルです。

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マーベロンの副作用

嘔吐する女性 薬を飲むうえで気になるのが副作用です。低用量ピルが普及するまでは、中用量ピルでの避妊が主流でしたが、重い反動が問題視されていました。比較して低用量ピルは、その心配がかなり軽減されましたが、全く起こらないわけではありません。副作用は大きく分けて2種類あります。

▼環境の変化
女性ホルモンを体内に入れることで、いつもとは違う環境になります。そのため、体が慣れるまでは不快な症状が度々表れます。例としては「吐き気」です。服用初期に見られますが、1ヶ月を目安に穏やかになります。

▼疾病リスク
次に疾病リスクの増加です。ピルを飲むことで、血栓症のリスクが上がると言われています。その名の通り、血管の中に栓が出来て血液の流れが滞り血管に詰まります。ピルには血液を固める作用があるため、血栓症の進行を早めることがあります。有効成分の配合量が少ないとはいえ、服用していない人と比較して確率が上がることは覚えておいてください。

飲み始めの副作用

カレンダーとピル 確率の高い症状(1%以上)は下記です。

・吐き気や嘔吐(29.2%)
・頭痛(15.7%)
・胸のハリ(12.3%)
・むくみ(3.2%)
・体重増加(2.2%)
・不正出血(1.7%)

0%以下では、体重増加、腹痛、めまい、皮疹、じんましん、しびれ、たちくらみ、眠気、鬱、脱毛などがあります。

■吐き気や嘔吐
中用量ピルと比べると20%~40%は削減されています。発生頻度はかなり下がっていますが、個人差が出やすい症状なので全く出ない方もいます。酔い止めの併用や就寝前の服用で楽になれるので工夫してみましょう。

■頭痛
頭痛薬で治まる程度でしたら、問題ありませんので服用を続けても大丈夫です。症状が激しい場合は、血栓症の初期症状が疑われます。

■胸のハリ
副効果になりますが、胸にハリが出てバストアップします。痛みがある場合は、ブラジャーのサイズを見直しましょう。個人によって差が出ますが、胸のハリは他の症状とは違い長く続きます。

■むくみ
妊娠に備えて羊水や血液が必要になるため、体内に水分を溜め込もうとする働きからむくみが発生します。

■体重増加
低用量ピルの服用で太ることがありますが、主な原因は保水力、脂肪代謝、食欲増進の3つです。1つ目の保水力はむくみにも関係しますが、水分量が増すことで、体全体が腫れて太ったように見えます。2つ目の脂肪代謝は卵胞ホルモンの働きで、太ももや胸、腰に脂肪をつけて女性らしい体を作ることが原因です。3つ目の食欲増進ですが、こちらも卵胞ホルモンによる働きです。
水分と脂肪を蓄える準備が整った状態で食欲が増すため体重増加しやすくなりますが、3ヶ月を目安に緩和されます。

マーベロンは第三世代の低用量ピルなので、太りにくいという特徴があります。

■不正出血
黄体ホルモンには、卵胞ホルモンにより厚みが増した子宮内膜を維持する作用がありますが、両者のバランスが崩れると出血します。量の少ない出血を「点状出血」、量の多い出血を「消退出血」と言います。子宮内膜の維持力が不足して出血が起こりますが、マーベロンは維持力が高いので、発生しづらいのがメリットです。

血栓症の症状

ピルの長期服用で心配される血栓症ですが、初期症状は下記です。

頭部:めまい、激しい頭痛
眼:目がかすむ
喉や口:舌がもつれる
胸部:動悸、息切れ、激しい胸の痛み
手や足:むくみ、しびれ、腫れ、痛み、ふくらはぎのつり

マーベロンでの発生頻度は0.1%未満で確率としては低いです。万一このような症状が表れた場合は服用を一旦中止しましょう。症状が足によく見られるので、ふくらはぎに痛み違和感がある場合は気を付けましょう。また、両足ではなく片足にだけ表れるというのが特徴です。血栓は肺に達すると、動悸や痛みが出ます。血液が固めるのは卵胞ホルモンの働きによるものです。従って、卵胞ホルモンの配合量が少ないピルほど、血栓症のリスクは減少します。

リスクが高い人

下記のような方は血栓症の発生頻度が上昇します。

・タバコを吸っている
・35歳以上
・子宮頸がん、乳がんの疑いがある
高脂血症、高血圧症
・妊娠中
・心臓病

特に気をつけたいのがタバコです。ピルと同様に血液を固める作用があるので、血栓症の確率は2倍に上昇します。そのため、1日15本以上吸っている方や、40歳以上でタバコを吸っている方は服用は避けてください。